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E4002イコライザーの製作過程その2。
パネルに部品がついたらシャーシに取り付けます。KELのコネクター部分の絶縁
シートはなくても良いのですが導電性のものが入り込んだ場合を考えて貼ってあり
ますまたこのケースは通風の穴は両サイドに空いてます
インプットとアウトの基板です。インプットはSSLのラインアンプ同等品で
ここで+15db程度はゲインが稼げますのでシンセサイザーを直に接続できます。
インプットのコンデンサーはSSLからはずす予定でしたが遜色の無い物を入手しました。
とにかくコンデンサーは耐圧が高い方が良い結果が出るようです。

この配線図はアウトプットバッファーです。色々な雑誌にも良くでている基本回路ですが
出力インピーダンスが低くなるためどうしてもアウトのコンデンサーの容量が大きくなり
電解コンデンサーを使用せざるをえません。入手のしやすさで国産を使用していますが
NEVEなども日本製が使われていました。抵抗値を少々変えれば2SA733と2SC945の
組み合わせで小電流タイプでも使えます。OPのアウトは無負荷の場合は問題ありませんが
負荷が付くとすぐにドライブ能力が落ちますのでトランジスターは必要です。



電源部です。グランドは電源トランスの側で平滑コンデンサー部分だけ落としています
。一時、ディスクリートの電源に凝ったのですがGMLのイコライザーの電源が三端子
レギュレーターとの話を聞き1A以下は全て三端子で済ませています。このオリエント
コアのトランスはもちろんフェニックス製のR-20です。このトランスを使用するため
にオリジナルの1Uケースを独自に作りました。電源SWはネオン式ですのでノイズの
問題もあるのですがHAでも問題なく使えています。また整流のダイオードは普通に選
んだのですが、オーディオ雑誌に高速ダイオードで音が良いと紹介されていました。電
解は3,300uFで100Vと書いてあっても120Vの方が音が良いはずと試す人がいるので十分
な耐圧の物を使用しています。



動作確認終了後ツマミをサイファムに付け直してキャップもつけます。これらはSSL
からはずした物を洗浄して使用しています。242タイプはLFが黒のキャップになります
。イコライザー関係のパーツをはずした4000Eのモジュールです。こんなのがごろごろ
していますので来年あたりは整理して売れる部分だけ売りたいと思っています。
カレント製のバスアサインなどは売れると思うのですがはずすのが大変なのでどっかの
スタジオと交換なんてのができるとうれしいと思います。



最後にカバーを付けてねじをもう一度締めなおし完成です。電源コードをもう少し良いの
をつけませんか?といわれるのですが、それは皆様にお任せしています。



計画から1年かかりましたがSSLイコライザーの定番です。バッファーを追加しただけの
価値があり、卓に入っている状態よりも効きが良いとかシンセが直につなげるので便利だと
か色々言われています。値段もプロの人は安いと言ってくれますのでつくり慨があります。
また、余裕ができたら主要パーツキットなども考えておりますのでご意見でも頂けたら幸い
です。またSSLの処分で困っているスタジオと物々交換もやらせて頂いてます。




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